小顔効果で人気のプチ整形である糸リフトの特徴や種類を紹介しています。たるんだフェイスラインの改善に役立つ、種類によって変わる効果や糸リフトが向いている人をまとめたので参考にして下さい。一度の施術での効果に永続性は無いので注意が必要です。
最近話題の小顔効果やたるんだフェイスラインの引き上げ、肌のハリ・ツヤを改善したい方に人気がある糸リフトについてご紹介します!
糸リフトには多くの種類があり、それぞれ効果や特徴が異なるので、大まかに特徴を抑えておきましょう。
また、メリットやデメリット、糸の選び方などを掲載しています。
糸リフトについて詳しく知りたい!という方はまずは当ページをご参考にして下さいね。
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糸リフトとは、メスを使って切開するような外科手術ではなく、糸を皮下組織に挿入してたるんだ皮膚を引き上げる治療法です。
糸には「返し」と呼ばれるトゲがついていて、そのトゲが皮下組織にひっかかり皮膚を引き上げるイメージです。
挿入後の皮下組織はコラーゲンの生成が長期間活発化するため、美肌効果も得られます。
局部麻酔で施術ができダウンタイムもほとんど無いので、若返り治療やたるんだフェイスラインの改善をしたい方から人気を集めています。
糸リフトに用いられる糸には多くの種類があり、糸の形状や素材によって効果が変わります。
引き締めタイプか引き上げタイプかに二分されているので、治療を検討している方は事前に把握しておくと良いでしょう。
フェイスラインの引き上げやたるみ治療には、糸リフト以外にマシンや切開リフトによる施術があります。
その3種の施術を「持続力・効果」と「ダウンタイム」で比較すると、糸リフトは最もバランスの良いメニューであると言えます。
そんな糸リフトの施術の特徴を簡潔にまとめました。
こちらでは“溶ける糸”のタイプについて記載しています。
施術時間 | 30分程度 |
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麻酔 | 局部麻酔・静脈麻酔 |
メイク | 翌日から可能 |
洗顔・ 入浴 |
当日から可能 |
ダウン タイム |
痛み、むくみ、腫れ、内出血は長くても1~2週間で落ち着く |
効果の 継続期間と 頻度 |
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■ メリット
■ デメリット
糸リフトの痛みやダウンタイムについて詳しくご紹介しているページもありますので、ご活用ください。
糸リフトにはとてもたくさんの種類があり、1つのクリニックで何種類も取り扱っていることがほとんどです。
患者に合わせて使い分けたり、複数の種類を組み合わせたりして施術を行っているようです。
どのような種類があるのかまとめました。
最も大きな違いは溶ける糸か溶けない糸かで分けられます。
それぞれ効果やメリットに大きな違いがあるので注意して下さい。
溶ける糸は、溶けない糸より効果の持続が短いものの、その都度最適な箇所に糸を挿入することが可能です。
溶けない糸は、一度挿入してしまうと取り出すことが困難な他、糸の性質によっては精密機器による治療が受けられなくなってしまいます。
どちらにも共通するメリットとして、コラーゲンの生成が促進され美肌効果が望めます。
《例》
溶ける糸 | リードファインリフト(ショッピングスレッドリフト、ウルトラVリフト)、3Dリフト、ハッピーリフト、ミントリフトなど |
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溶けない 糸 |
スプリングスレッド、シルエットリフト、フェザーリフト、金の糸など |
糸リフトは引き上げ効果か、引き締め効果かによって糸の特徴に違いが出ます。
引き上げの場合は「返し」のついた糸を皮下組織に挿入し、たるんだ皮膚を引き上げます。
即効性があるためすぐにリフトアップを実感しやすいです。
引き締めの場合は、髪の毛よりも細い特殊な糸を皮膚の浅いところに挿入し、挿入される過程でコラーゲンやヒアルロン酸などの合成を刺激するため、顔全体が引き締まります。
糸が細いため効果の持続性は低めです。
《例》
引き上げ タイプ |
3Dリフト、ミントリフト、G-COGリフト、N-COGリフト、Zリフト、テスリフト、など |
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引き締め タイプ |
Vリフト、ビタミンリフト、スレッドアイリフト、リードファインリフト(ショッピングスレッドリフト、ウルトラVリフト)など |
糸リフトに使用される糸は、糸の材質やトゲの形、太さや針先の形状などが種類によって異なります。
どのような違いがあるのか、ご紹介していきます。
■ PDO(ポリデオキサノン)
医療用の糸として主に手術の縫合に用いられます。
6ヶ月から12ヶ月と持続時間がやや短めです。
■ PCL(ポリカプロラクトン)
しなやかで柔軟性に優れた吸収糸です。
持続期間は24ヶ月から36ヶ月と最も長く、口元や目元などのよく動かす部位に使われることが多いです。
■ PLA(ポリ乳酸)
生体組織や器官との親和性に優れた素材で、安全性が高いです。
持続期間は18ヶ月から24ヶ月程度で長く、リフトアップ効果を実感しやすいです。
先端が丸い形状なため、ダウンタイムが短いメリットがあります。
糸のトゲの形状の違いによって、固定力や引き上げ力が異なります。
トゲの形状の種類についてご紹介します。
また、トゲが付いていない種類の糸もあり、引き締めや美肌効果を目的としたものに多いです。
■ トゲ状
組織に適度に引っかかるので、頬の位置を上げたるんだ輪郭をリフトアップします。
ダウンタイムの少なさと、効果のバランスが優れています。
同じトゲ状の糸でも、トゲの数やトゲの方向などの違いもあります。
《例》Zリフト、N-COGリフト
■ バイオコーン
バイオコーンは円錐の形をしていて、皮下組織にしっかり引っ掛かり360度立体的に引き上げることができます。
たるみの状態に合わせて挿入位置や角度を調整することで効果が長持ちします。
《例》シルエットリフト
■ 鉄条網型
パズルの凸型のような特殊な形状になっているため、組織と接する面が広いのが利点です。
固定力とリフティング力の高い糸です。
《例》G-COGリフト
糸の太さが太いほど、リフトアップ力が強くなります。
■ 0.35mm
Zリフトなど
■ 0.27mm
ハッピーリフト、ダブルハートリフトなど
■ 鈍針
糸の先端の形状が丸いタイプが鈍針です。
血管を傷つけにくいため、内出血のや腫れのリスクがありません。
現在使われている糸のはほとんどが鈍針です。
■ 鋭針
糸の先端の形状が鋭いタイプが鋭針です。
血管や組織を傷つける可能性があります。
以上のように、糸リフトに使われる糸には様々な要素で違いがあります。
この他にも、10cmや6cmなど糸の長さの違いや、メッシュ状になっている構造のものなどもあり、バリエーションがかなり豊富です。
クリニックによって取り扱っている種類が異なりますので、複数の医師のカウンセリングを受けて自分にはどの糸が最適なのか種類や本数を聞いてみましょう。
糸の種類についてご紹介しましたが、たくさん種類があるのでどれを選べば良いのか分かりませんよね。
そこで、選ぶ際のポイントをまとめてみました。
フェイスラインや頬などの引き上げ(リフトアップ) が目的なのか、お肌の引き締め(タイトニング)や美肌効果が目的なのか、どちらが優先度の高い悩みなのか考えてみましょう。
糸の材質に関係するポイントです。
一生お顔に糸が残ることや感染症のリスクなどを懸念される場合は溶ける糸を選ぶと良いでしょう。
こちらはたるみの具合やお顔全体のバランスによって、どの種類の糸が何本必要なのかということは一人一人異なります。
そのため、経験のある医師の診察を実際に受けて、自分に合った最適なプランを提案してもらいましょう。
メスで切開することがないので、体に負担をかけずにリフトアップができる糸リフトですが、プチ整形の中では外科的な要素が強いメニューです。
手軽に受けられるからといって安易な気持ちで受けてしまうと、術後に思いがけないトラブルが起こることもありますので、ぜひ注意点もしっかり頭に入れておいてください。
以上の点に注意して、糸リフト施術を検討するようにしてください。
こんな人におすすめ
糸リフトはメスを使った施術では無いため、跡が残りにくくダウンタイムも短いです。
フェイスラインのもたつきや小じわが気になり始めたら、糸リフトの治療を検討してみましょう。
糸には多くの種類があり、美容クリニックによって取り扱っているものが違うので、カウンセリング等でしっかり確認して下さい。
溶ける糸と溶けない糸のどちらにするかで、効果の持続力が異なったりその後受けられる美容メニューが制限されたりすることもあります。
後悔しないためにも、自分に合ったものをじっくりと選んでくださいね。