メスを使わず小顔に近づけるプチ整形に、ボトックス注射や脂肪溶解注射があります。注射を打つだけなので簡単に出来ると思いがちですが、人によっては副作用が出ることも…。失敗事例を参考に、様々な危険性があることも理解しておきましょう。
小顔注射には、大きく分けてボトックス注射と脂肪溶解注射の2種類があります。
ボトックス注射は、エラや顎の筋肉を小さくすることで、小顔に近づけてくれます。メスを使用しない骨切り術とも言われています。
また、脂肪溶解注射は痩せたい部位に直接アプローチすることで、簡単に脂肪を落とすことができます。
どちらもリフトアップ効果が期待できますが、失敗する可能性や危険性はどのくらいあるのでしょうか?
施術を受ける前に、小顔注射のリスクや副作用について理解しておきましょう。
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ボトックス注射と脂肪溶解注射、それぞれの失敗事例をご紹介します。
■失敗事例1 すぐ元に戻る
症状 | 平均持続期間(3~6ヶ月)より短期間で効果がなくなる |
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原因 | 咬筋(噛む筋肉)の使いすぎにより元に戻りやすい状態になってしまったため (持続期間が短いため失敗と捉えられることがある) |
■失敗事例2 顎の違和感や疲労感
症状 | 施術後に、「食べ物が噛みづらい」「喋りにくい」と感じる |
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原因 | 注射する薬剤の用量が適切でなかったため |
■失敗事例3 効果がない
症状 | エラの張り具合が施術前と変わらない |
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原因 | エラが張っている原因が下顎骨だったため (本来であれば骨を削るなどのアプローチをしなければならなかった) |
■失敗事例1 左右差
症状 | 顔の大きさに左右差が出てしまう |
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原因 | 注射する深さや薬剤の量が適切でなかったため |
■失敗事例2 脂肪の過度な減少
症状 | 頬がこけてしまう |
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原因 | 注入する薬剤の量が多すぎたため |
■失敗事例3 変化がない
症状 | 顔の大きさが施術前と変わらない |
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原因 | 注入する薬剤の量が少なすぎたため ※薬剤の量が適切でも、初回の施術では効果を感じにくい場合があります。 |
たとえ医師が正確に施術を行った場合でも、薬剤の効き具合や体質によって仕上がりは変わってきます。
“失敗するリスクはゼロではない”ということを頭に入れておきましょう。
メスを入れない小顔注射の施術には、どのような危険性があるのでしょうか?
ボトックス注射と脂肪溶解注射、それぞれを見ていきましょう。
ボトックスは、筋肉の動きを緩める働きをもっているため、注射後、食べ物が飲み込みづらい、息がしづらいという症状が起こる場合があります。
特に呼吸器に機能障害がある方は、施術後に呼吸困難を起こしてしまう可能性があるため注意しておきましょう。
また、海外では妊娠中の方がボトックスを摂取し、胎児を死亡させてしまったという事例も報告されています。
そのため、妊娠している方や妊娠している可能性がある方、授乳中の方は施術を受けることはできません。
アレルギーをお持ちの方や基礎疾患を抱えている方が脂肪溶解注射を受けると、体に大きな影響を及ぼす危険性があります。
ほとんどのクリニックでは、施術前にパッチテストを実施していますが、稀にパッチテストをクリアしたのにも関わらずアレルギー症状がでてしまうこともあるようです。
人によっては命の危険に関わる可能性もあります。
少しでも不安に思うことがある場合は、しっかりと医師に相談・確認しておくことをおすすめします。
ボトックス注射と脂肪溶解注射で起こりうる副作用についてまとめました。
注射した部分に痛みを感じたり内出血が起こったりする可能性があります。個人差はありますが、1週間ほどで落ち着くといわれています。
筋肉・脂肪が落ちることで顔が小さくなるため、表面の皮膚が余ってしまうことがあります。特に年配の方や皮膚が薄い方は、たるんでしまう可能性が高いです。
過度に筋肉・脂肪を落としてしまうと、ほうれい線やマリオネットラインが強調されて“老けた印象の顔”になってしまう可能性があります。
メスを使用しない整形とはいえ、どの施術にもリスクはつきものです。
副作用を理解した上で受けるようにしましょう。
小顔注射は、プチ整形の中でも手軽に受けられる施術の一つです。
しかし、失敗や副作用が全くないというわけではありません。
特に、アレルギーを持っている方、体質のことで少しでも不安がある方は、カウンセリング時にしっかりと相談をしておきましょう。
また、ボトックス注射や脂肪溶解注射の術後の状態は、薬剤の量や注射する位置によって変わってきます。
医師の腕が大きく関わってくる施術なので、クリニックは慎重に選びましょう。
事前に公式サイトや口コミをチェックし、症例数は多いか、どのような実績があるのかなどを確認しておくことをおすすめします。