糸リフトを受ける前に知っておきたい事を医師に取材しました。

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糸リフトについて医師に取材!

糸リフトについて医師に取材をしました!

高い小顔効果が期待できるプチ整形メニューといえば糸リフトです。
今回は実際に糸リフトの施術を行っている専門の医師に取材をさせていただき、詳しくお話をお聞きすることができました。
リフトアップ効果の程度や、痛み、効き目が実感できなかった場合の要因 など、様々な質問にお答えいただきました!
糸リフトがどのような施術なのか気になっている方は、ぜひこちらのインタビュー記事をご覧ください。

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取材をさせていただいた医師

東京八丁堀皮膚科形成外科勤務の望月医師

東京八丁堀皮膚科形成外科勤務
日本形成外科医師・美容外科医師・医学博士
望月香奈先生


東京女子医科大学卒業後、東京大学形成外科・美容外科入局。
形成外科・美容外科にて経験を重ね形成外科専門医・美容外科専門医(JSAS)・日本美容外科学会専門医(JSAPS)の3つの専門医をもつ医学博士。
国内外での発表経験・著書あり。
年間数千例の手術を手掛ける。
温厚な性格から『かな先生』の愛称で親しまれる。
※望月先生が勤務する東京八丁堀皮膚科形成外科の公式ホームページはこちら

取材にご協力くださったのは、東京の八丁堀にあるクリニックで美容皮膚科・美容外科の診察を行っている望月香奈先生です。
美容医療の経験も豊富で、注射によるプチ整形から骨切りなどの手術も手がけていらっしゃいます。
それではよろしくお願いいたします!

糸リフトに関する質問


Q1.糸リフトとはどのような施術なのですか?

佐藤先生

糸リフトはトゲのついた糸、あるいはトゲがついていない糸を皮膚の下に挿入することで、引っ張って上げたりコラーゲンの反応を起こしてあげて皮膚の引き締めやたるみの治療を行う施術です。
効果としては、小顔、たるみ改善の他にコラーゲンが生成されるので肌の艶アップなども期待できます。

Q2.糸リフトは、どのくらい需要があるのでしょうか?

佐藤先生

たるみ治療に来られた方で糸リフトまで考えられる方は約半数です。
他にも、機械系(ハイフなど)の気軽な治療を受けていただいたり、ボリュームを足したい方の場合は、ヒアルロン酸などの手軽な治療を受けられます。
また、バッカルファット等の外科治療と組み合わせる方もいらっしゃいます。
糸リフト単独で受けるという患者様もいらっしゃいます。

Q3.希望者の年齢層を教えてください。

佐藤先生

少し年齢が上がったところになりますね。
30代〜40代、メインが40代後半からになってきます。
短く細いスレッドリフトというものであれば若い方も受けますが、やはり“下がっているものを持ち上げる”という施術になるとたるみが気になってきた方になりますので、年齢は上がってくるのかなと思います。

Q4.メスを使うフェイスリフトと比較して、糸リフトを選ぶメリットはありますか?

佐藤先生

比較的やりやすい治療というところですね。
当院でもフェイスリフトというメスを使う本格的な施術も行っていますが、これはこめかみあたりから耳裏くらいまで切開し内部の組織や脂肪のなどの処理をするので、一生のうち何回も受けられる処置ではありません。
一生で1、2回くらいの施術になるので、施術直後はかなり突っ張るくらいまで引き上げなければならず、それくらいはっきり効果が欲しい方に向いており、ちょっと気軽ではない施術になります。
お肉が柔らかい方だと50代でやられる方もいらっしゃいますが、リタイア後の60、65歳で受けられるという方が多いです。
やはりそういった本格的外科施術と比べると、糸リフトはかなりライトな施術です。
局所麻酔で日帰り施術もできますし、1年に1回くらいのメンテナンスで長期間キープできるのはかなりのメリットかなと思います。

Q5.注射による小顔施術やマシン(ハイフや高周波)と比較して、糸リフトを選ぶメリットはどのような点でしょうか?

佐藤先生

高周波やハイフは厚みを軽減させるような小顔・たるみの治療になります。
糸リフトは内側から位置をずらすように治療できるので、たるみが重たい方やシェイプを大きく変えたい方には糸リフトは向いています。
顔の脂肪のつき方やたるみ方、希望する輪郭など目的と症状によって適切な治療を使い分けたり組み合わせたりします。
また、糸リフトは施術を行う先生の腕によって出来上がりが変わってきますが、ギュッと引っ張ればV字のような輪郭になりますし、そこまでシャープになりたくないということであれば少し緩めに持ち上げるなど調整が効くので仕上がりのバリエーションは多いです。
先ほども申し上げたように、糸が肌内部に入るだけでも美肌やハリの効果があるので、それを目的として糸リフトを受ける方もいらっしゃいます。
色々な目的とデザインに対応できるのがマシン治療にない糸リフトのメリットかなと思います。

糸リフトの効果について


Q6.糸リフトは、アプリで加工したようなV字の輪郭になれますか?

佐藤先生

しっかり引っ張ってあげればできますが、あまり無理に引っ張るとどこかにヨレが生じてしまいます。
そのような場合には、糸で無理がないように引き上げつつ、アゴ先にヒアルロン酸を入れてあげることでVのシルエットに見せることも可能です。
ヨレが生じてもいいから引っ張ってV字にしたい!という方は、耳の裏やこめかみ付近の髪の毛の中などのヨレが目立たない場所に隠して治療することもあります。
このように、他の施術と組み合わせたり、挿入位置を調整することで無理のない形で理想のフェイスラインをデザインできます。

Q7.糸リフトに使用する糸の種類にはどのようなものがありますか?

佐藤先生

以前は溶けないもので金の糸が使用されていましたが、今は学会などでも溶けない糸はその後のリスクが高かったり、他の肌施術が受けられなくなるということで、現在は使われなくなっています。
金の糸は機械と反応してしまいますので、レーザートーニングやハイフ、場合によってはMRIなども断られてしまいます。
溶けない糸を挿入している患者様にフェイスリフトの施術をしたことがありますが、引き締めの効果を成していないのに糸が体内に残っているので、周囲に炎症が起こるなど色々なトラブルを引き起こすんですよね。
加齢により痩せて糸が出てきてしまったりもしますので、現在では溶けない糸を入れるのは得策ではないと思います。
そのため、当院では溶ける糸のみを導入していて、形状や種類など様々ありますが、大きく3種類に分けられます。

1:短いストレートの糸をたくさん(片側50〜100本くらい)刺してあげることで、肌のコラーゲンを生成してハリに効果的です。
ショッピングスレッドと呼ばれており、肌自体のハリを生み出し、小顔にも効果があるので20〜50代まで幅広い年齢の方が受けています。
美容鍼の延長線と考えるとわかりやすいですね。

2:最も一般的なものが、トゲがついている長い糸を輪郭に合わせて入れて引っ張っていく治療になります。
当院はミントリフトを使用しています。
この糸は割と色んな部位に使えるのでアゴ下などにも使えて効果も1年くらい持続します。
炎症反応なども少ないのでとても使いやすい糸です。

3:最近出てきたタイプの糸で、トゲの周りにメッシュが付いているテスリフトというものもあります。
引き上げ効果が非常に高いので、肉感が多い所や顔全体がぽっちゃりした方などに適しており、併せてお使いいただく方も多いです。

肉感や治療箇所によって以上の3種類の糸を使い分けています。

Q8.糸リフトの小顔効果は、術後どのくらいで実感できますか?また、どのくらい持続しますか?

佐藤先生

施術直後から効果を実感できます
当クリニックでは局所麻酔で行うので、先端の糸を切る前に患者様に起きていただいて、座った状態で確認していただきながら調整しています。
それくらい直後から効果を感じられます。
持続力は“糸が吸収されて無くなるまで”と“その後のコラーゲン反応が消えてなくなるまで”という形になりますので、半年からだんだん効果が落ちてきて1年後には効果がなくなるかな、というところですね。
そのため、1年ごとにメンテナンスで受けていただいたり、ヒアルロン酸やハイフと組み合わせたりという形でキープするという方が多いです。

Q9.糸リフトによる小顔効果が切れると、元の輪郭に戻ってしまうのでしょうか?

佐藤先生

糸リフトは糸で持ち上げる効果だけでなく、糸の周りにコラーゲンが生成されるため持ち上げた位置に留まろうとしてくれます。
そのため、完全に元の輪郭に戻ってしまうということはないかと思われます。
もし糸リフトをやらなければ下降線を辿るだけですが、一度でやめてしまったとしてもその時点の加齢には抗えるのかなと思います。
一度で1、2才若返った方は1、2年巻き戻ったというイメージですので、やはり1度でもやるかやらないかで差は出てくると思います。

Q10.糸リフトはどのくらいのペースで受けている患者様が多いのでしょうか?

佐藤先生

半年くらいでしょうか。
2回目以降はちょっと本数を減らす方が多いですね。
最初と同じ本数を〜とおっしゃる先生も多いかもしれませんが、そこまで必要ないと感じるケースが多いので、大体1、2本は本数を減らすと思います。
ただ、一定の本数は必要になるので、あまり減らしすぎると効果が低下したり満足できなかったりするので、最低限の本数は必要になります。
片側1、2本では無理がありますので(><)

Q11.糸リフトで小顔効果を実感できなかった場合、どのような原因が考えられますか?

佐藤先生

私の患者様にはいらっしゃいませんが、以前糸リフトを受けて実感できなかったという患者様とお話ししたことはあります。
原因としては、お顔のサイズに対して本数が少ない、足りなかったということですね。
他院様で、片側1本、2本入れて効果を感じなかったとガッカリされていました;;
あとは、短い糸(ショッピングリフト)を入れて効果があまりなかったとおっしゃっている方がいましたが、それはお肌にハリを出すタイプのものですよ〜(^^;)とお伝えしたこともあります。
目的と糸の種類が合っていないケースですね。
やはり種類については混乱されている方もいるようです。
あと、口角横のバッカルファットという脂肪が多めの方には糸だけでは難しいので、最初にその脂肪を取ってから施術したほうがいいと勧めることもあります。
バッカルファットは口の中から除去できます。

糸リフトの施術について


Q12.糸リフトの施術の所要時間について教えてください。

佐藤先生

大体20分〜30分ですね。
お昼休みに入れに来られた方もいらっしゃいますよ(笑)
術後はちょっと引き上がったかなくらいなので、周囲には特に気付かれないとおっしゃっていました。
お昼休みに歯医者さんで治療を受けるくらいの感覚だったのかなと思います。

Q13.糸リフトの施術は痛みがありますか?また、術後の痛みについても教えてください。

佐藤先生

施術中の痛みはありません
もちろん麻酔がかかってない所にブスブス刺したら痛いですが、麻酔が効いてから行うので大丈夫ですよ。
他院さんだと必ず静脈麻酔や笑気麻酔を使われている方もいらっしゃいますが、当院では基本的に必要ありません。
注射麻酔ですので最初チクッとした痛みを感じると思いますが、採血よりは痛くないと思います。
注射の痛みが気になる方には、クリーム麻酔も使うことがあります。
術後もさほど痛みはなく、ちょっと引っ張られている感覚はあると思います。
先ほどお伝えしたテスリフトは少し腫れ感が出ますので、腫れたような痛みを感じられる方も中にはいらっしゃいます。

Q14.施術後のダウンタイムはどの程度なのですか?症状や傷跡は目立ちますか?

佐藤先生

糸の挿入で皮膚に小さな穴が空くので、そこにテープを貼っていただくのが1週間くらいですね。
数は入れる本数によります。
内出血が稀に出る方もいらっしゃいますが、メイクで隠せるくらいです。
あとはちょっとつっぱり感がありますが、馴染むまでに2週間から1ヶ月くらいかかります。

Q15.糸リフトをしたことが周囲の人にバレる可能性は高いですか?

佐藤先生

糸の入れ方によりますね。
キツネラインにしたいのであれば、あえてハッキリと入れる方もいます。
バレたくないのであればバレない入れ方で入れますので、そこはご相談ください。

Q16.糸を挿入することで、後遺症やトラブルなどが生じる可能性もありますか?

佐藤先生

私は経験がありませんが、生じる可能性としては、大きく出血させてしまうことによる血腫、入れる場所を間違うと神経障害、糸に異物反応してアレルギー反応を起こしたという事例は書面上で報告があります。
製品とのアレルギー反応は個人の体質によるものですし、神経障害に関しては、複数回施術をしている患者様やケガによって解剖的位置がずれている方にそういったトラブルが生じる可能性があります。
しっかりとしたドクター選びが大切です。

糸リフトの本数や部位について


Q17.糸の本数や挿入部位はどのように決定しているのでしょうか?

佐藤先生

そうですね
主なポイントを4点ご紹介しますね。


  • 1:骨格(顔の大きさも含む):ベース型の方は持ち上がりにくいので、本数としては多くなってきます。顔自体が大きい方も本数は多くなりますね。
  • 2:脂肪量:やはり肉づきの多い方は本数が多くなります。
  • 3:たるみ具合
  • 4:笑った時の表情の作り方:自然な笑顔ができないと困るので、笑った時に不自然にならないかというチェックは入念にします。
    そのため、麻酔でしっかり寝てもらうのではなく、起きていただいて確認しながら調整するという方法で行っています。

男女問わず受けられるので、やはり顔の大きさ、骨格は重要になってきます。
例えば、私と外国人男性では顔の大きさが全く異なるので本数は多くなりますよね。
しっかり患者様のお顔を拝見して決定しています。

Q18.個人差があると思いますが、小顔目的の場合、糸は平均で何本くらい使用する患者様が多いのでしょうか?

佐藤先生

初回で片側5、6本ですかね。
多い方で、男性でお顔が大きめの方だと8〜10本必要になります。
女性ですと多くても8本くらいですね。
あとは、アゴ下に入れる場合もあるので、その場合はやはり合計8本くらいになってきます。

カウンセリンに関する質問


Q19.糸リフトのカウンセリングでは、施術を受ける前にカウンセリングで必ず確認しておいた方が良いことは何かありますか?

佐藤先生

施術を行う先生の経歴や得意施術、専門分野などを事前にチェックしておくと良いかと思います。
例えば、形成外科出身の先生であれば、一度はフェイスリフトに触れた経験や解剖学的な知識があることが考えられます。
形成外科や耳鼻科出身の先生は糸リフトに関係する解剖学を熟知していると思われます。
皮膚科の先生の中には、一度もこめかみ辺りの皮膚を切ったことないという方もいらっしゃるそうです。

Q20.糸リフトを受けたいと思った時に、医師選びで意識した方が良いポイントはどのようなことでしょうか?

佐藤先生

先ほどの答えに被ってしまいますが、やはり施術する先生の確認ですね。
解剖的位置などそういったものをしっかり理解している先生でないと、一番良い見立てができないと思われるので、先生の経歴チェックがポイントなのではないでしょうか。
合わせて行うヒアルロン酸や外科手術(脂肪吸引・バッカルファット除去)などに精通している先生を選ぶのも得策ではないかなと思います。


これで取材質問は全て終了しました!
本日はご協力いただき、誠にありがとうございました。

取材を終えて

糸リフトについてご丁寧に教えてくださった望月先生、本当にありがとうございました!
先生はとても優しい口調で医学的な話題もわかりやすくお話しくださって、全く圧迫感がないので安心して相談ができる先生だなと感じました。
美容のプロというだけありとてもお美しく、美容医療についてもっとお話をお聞きしたい気持ちでいっぱいになりました。

糸リフトはプチ整形の中でも外科的な要素が強いメニューなので、どのような施術なのかしっかり理解をした上で施術を受けるかどうか検討してください。
その際は望月先生がアドバイスをくださったように、解剖学に精通した医師にお願いできると安心ですね。
こちらの取材ページを一人でも多くの読者様にお役に立てていただけたら幸いです。